1999/4/25 記
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741 イタリア)
アントニオ・ヴィヴァルディ、と言えば「四季」。クラシックに凝り始めるとあまりにポピュラーな「四季」、そしてその作曲者ヴィヴァルディを馬鹿にしたくなりますよね。勿論私もその一人で(^-^;)、つい先日まで馬鹿にしていました。
しかし先日買ったヴィヴァルディのCDのある一曲にもう虜・・・。ほとんど毎日寝る前に聴いているって状態なんです。
<CDデータ>
A・ヴィヴァルディ: | イタリアンリュートの為の作品全集 | |
A・ヴィヴァルディ: | 2つのヴァイオリン、リュートと通奏低音の為の協奏曲 ニ長調 | |
A・ヴィヴァルディ: | ヴァイオリン、リュートと通奏低音の為のトリオ ト長調 | |
A・ヴィヴァルディ: | ヴァイオリン、リュートと通奏低音の為のトリオ ハ長調 | |
A・ヴィヴァルディ: | ヴィオラ・ダモーレ、リュートとオーケストラの為の協奏曲 ニ短調 | |
ヤコブ・リンドベルク(リュート) | ||
ニルス=エリク・スパーフ(ヴァイオリン)、モニカ・フゲット(ヴィオラ・ダモーレ) | ||
ザ・ドロットゥニングホルム・バロック・アンサンブル | ||
録音:1984〜85年 ストックスンド(スウェーデン)(STEREO) | ||
レーベル:BIS | ||
CD番号:BIS-CD-290 |
BISというレーベルはスウェーデンに本拠を置き、グングン頭角を顕わしてきた新進レーベルですよね。北欧の無名にして優れた音楽家によるCDの山には世界中が唖然とさせられましたね〜(実際、上記人名も地名も表記に全然自信がありません(^-^;))。
さて、先日私、東京・池袋のHMVに行ったのでした。そしたらなんと、安売りワゴンコーナーでBISの「2 CD for the price of 1」という分かりやすい名前のシリーズが叩き売りされているではありませんかっ。ただでさえ「2 CD for the price of 1」なのに(笑)、それを1170円で売ってたのだから買わずばいられまい。3組購入したのでした。
(それでも日本盤の一枚分くらい(六枚で!)なのだから、輸入盤はたまりませんね〜(^-^))
そのうちの一組が「ヴィヴァルディ、サンマルティーニ、テレマンのリコーダー協奏曲集」と「ヴィヴァルディ:イタリアンリュートの為の作品全集」だったのです。どちらかと言えば前者の方に期待して買ったのですが、今、私が虜になってるのは後者。
しかもその中のたった一曲!
一曲目の「二つのヴァイオリン、リュートと通奏低音の為の協奏曲 ニ長調」の第2楽章 Largoです。たった4分足らずの短い曲なのですが、毎日飽きずに寝る前に聴いています。
リュートが牧歌的なリズムを淡々と奏でるだけの緩徐楽章です。バンジョー風の音色・リズムが馬の背にいるかのような気分を醸し、1日の疲れを癒してくれるのです。
私にとって究極のヒーリング・ミュージック・・・あああ、ぽわ〜〜ん・・・温泉に入っているようないい気持ちだのぉ・・・・(-.-)Zzzzz・・・・
とても幸せな眠りにつけます。
他の曲もなかなかよいですよ。典型的なバロック、って感じ(笑)。
でも私にとっては4分足らずのLargoだけでも1170円÷2では申し訳ないような素晴しい出会いとなったのでした〜(^-^)
エセー目次へ・・・
次(武満とオネゲルを聴いて)も読む。