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1997年11月の言葉: | 未だ生を知らず。いずくんぞ死を知らん。 |
孔子 | |
まだ「生きる」という事も、よくわかっていないのだ。 死についてわかるわけがない。 そんなことを考えて暗くしてても、な〜んにもいいこたあ無いよ。 さあ、パーッと参りましょうや! 、の意。 |
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1997年12月の言葉: | 私が在る時、死は無い。死が在る時、私は無い。 |
エピクロス | |
だから怖がることは無いのだよ、の意。 まあ単なるレトリックか。 |
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1998年1月の言葉: | みんなは一人の為に、一人はみんなの為に、それが我々の意志。 |
大デュマ「三銃士」 | |
やっぱり名文句ですよね。 ラグビー業界語だと思ってる人や、 更には「スクールウォーズ」語だと思ってる人もいたりしますけどね(^_^;) |
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1998年2月の言葉: | 人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ。 |
夏目漱石「三四郎」 | |
喝破! |
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1998年3月の言葉: | ふむ、思慮分別というやつは、四分の一が智慧で、あとの四分の三は卑怯者・・・。 |
ウィリアム・シェークスピア「ハムレット」 | |
思慮分別、つまらない羞恥心、そんな物は脱ぎ捨てろ! 一度しかない人生を悔いのない様に生きるのだ。 |
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1998年4月の言葉: | おまえさん、あんまりおまえさんが誰かを崇拝したら、ほんとの自由はえられないんだぜ。 |
トゥーヴェ・ヤンソン「ムーミン谷の仲間たち」 | |
スナフキンの言葉。実に深い・・・。この言葉だけで3時間は語れるね、私は。 |
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1998年5月の言葉: | 情報なんてーのは常識バカどもの健康な麻薬にすぎねえのさ。 |
狩撫麻礼「迷走王ボーダー」 | |
情報、消費、アンケート、洗脳・・・、そんなバビロンシステムに囚われることなかれ。 |
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1998年6月の言葉: | あらゆる笑いは、政治化される要素をはらんでいる。 しかも、笑う人間は、いつでも正義の側に立っていると信じている。 そのこと位、莫迦げた自信はないのではなかろうか? |
寺山修司「首吊人愉快」 | |
これは、こと笑いに限らず人間の情動全てにあてはまる真理であろう。 人間は、自分が正しいと信じていなければやっていられない。プライドをなくしては 生きていられない。それが自我というものであろう。 しかし、自分を疑いチェックすることを不断に行うことも忘れてはならないことを、 この言葉は教えてくれる。自戒。 |
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1998年7月の言葉: | 「怒るんなら怒るがいいさ。誰だって、時には怒る方がいいのよ。 どんな小さな這い虫だって、怒る権利はあるのよ。 だけど、パパの怒り方はいけないわ。 パパは怒りを外へ出さないで、中に閉じ込めるんだもの。」 |
トゥーヴェ・ヤンソン「ムーミンパパ海へいく」 | |
"ちびのミイ"が、自分勝手な怒り方をしてしまっている"ムーミンパパ"を評した言葉。 怒りを内にこもらせてしまうと、噴出する時には人を傷付けてしまうほどにふくれあが ってしまっているものだ。 怒りはその場でその都度、素直に出すようにした方が良い。 自戒の言葉として胸に刻んでおきたいものです。 |
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1998年8月の言葉: | 理論が教義に発展すると教条になり、やがては現実を理論に従属させるようになる。 |
田中克彦「名前と人間」 | |
このあと、「これが学問の困った点なのだが、真の困りものは学問そのものではなく、それをかつぐ人間の方だ。」と続くのだが、 これはこと学問にとどまらず人間の精神的営為全てに敷衍することのできる含蓄ある言葉だ。 かみしめたい。 |
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1998年9月の言葉: | 人間は、お金を稼いでいるか、お金を使っているか、どっちかですねぇ、仁衡さん。 |
同僚の聞志海さん(中国・河北省出身) | |
ある昼下がり、一緒に弁当を買いに行く途中で、聞さんがふと言った言葉なんです。思わず絶句しちゃいました。鋭い切り口ですね。言い得て妙。アフォリズム(箴言)の名作と言えましょう。 ただ、私としては、箴言は箴言として・・・。人間の価値は金で決まるものではないのだから、「どう稼ぐか」「何に使うか」が大事だと思いたい。 |
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1998年10月の言葉: | すべての人を信じなさい、けれど牛には焼き印を捺しなさい。 |
ハリー・スティルウェル(テキサス開拓者) | |
1998年11月の言葉: | 我々は、お互いに誤解し合う程度に理解し合えば沢山だ。 |
ポール・ヴァレリイ(仏・詩人) | |
1998年12月の言葉: | 善い人間の在り方如何について論ずるのはもういい加減で切上げて、善い人間になったらどうだ。 |
マルクス・アウレーリウス「自省録」 | |
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