フィンランドが誇る世界的な建築家アルヴァル・アアルト(1898-1976)の建築を訪ねるのも今回の旅の大事な目的である。行ってみたいところを列記しておきたい。 ヘルシンキ 言わずと知れたフィンランドの首都。「バルト海の乙女」 ・アカデミア書店(1961-62) 日本で言えば三省堂か八重洲ブックセンターという位置付けだろう。フィンランド最大の書店と思われる。 ・フィンランディアホール(1962-71) とにかくかっちょいいホールだ。是非見たい!テーレ湾に面す。(注:7月はコンサートを一ヶ月間お休みのようだ(*_*))。午後二時からガイドがホール内を案内してくれるそうだ。 ・国民年金局(1948設計競技出品/1952-57実施) これは是非内部まで見たい…。 ・「クルトゥーリ・タロ」、文化の家(1952-58実施) 独自の工夫を凝らし、曲面を描く煉瓦たち。蔦が覆う。 ・フィンランド建築美術館 これ自体が誰の建築かは知らないけど。ここに設計図等があるはず。 ロヴァニエミ ナチスの空爆により徹底的に破壊された街。それを契機に計画的な都市づくりをしようと決断。アアルトが街全体をデザインしたという。サンタクロース村があることで有名。とても北にあるので今回はパスかな…。 ・集合住宅(1944-46) ログハウスみたいなのがクラスター状に並んでいる。 ユヴァスキュラ アアルト生誕の地。初めて事務所を構えたのもここ。 ・ユヴァスキュラ教育大学(1954-56) オーディトリアムがミモノらしい。 ・労働者会館(1924-25) これは是非見たい!!劇場が素晴しいのだ。 トゥルク 古都 ・フィンランド劇場(1927-28) 初期の作品 ・トゥルン・サノマット新聞社(1928-30) 初期の作。ファサードが秀逸。事務室も見られたら是非見たい!こんなところで仕事したら捗るだろうなぁ…。 ヴオクセンニスカ、イマトラ フィンランド東南の国境線沿い ・三つ十字の教会(1955-58) 変わった形をしている。行けたら是非行きたい。けど遠いので行けないでしょう。 ノールマルック タンペレの西、約150km ・マイレア邸(1955-58) 一般人も見られるのかなぁ。個人用邸宅の代表作。木を多用している。 パイミオ トゥルクから東に20〜30km。行きたいなぁ。 ・サナトリウム(1929-33) 是非見たいなぁ。ガラスを多用して結核患者が陽光をなるべく受けるようにと考えている。ラウンジや食堂の椅子がまたいいんだなぁ。そしてバルコニーも見たいし…。 でも病気じゃないと駄目かなぁ^^; セイナッツァロ ユヴァスキュラから南へ10km。行けるな! ・セイナッツァロの役場(1948-52) 煉瓦で造られている。 ムーラメ ユヴァスキュラから南に20km。行ける! ・ムーラメの教会(1926-29) 質素な造り。よい。 ムーラッツァロ どこだろう?? ・「コエ・タロ」エリサ&アルヴァル・アアルト夫妻の実験住宅およびサウナ(1952-53) 白く塗られた煉瓦と茶色い煉瓦のコントラスト。コートヤードから湖(パイヤンネ湖)が見える。 |
1999.7.14記
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