※略語(「MIME」等)の上にマウスカーソルを合わせますと、対応ブラウザにおいては完全形をポップアップ表示します《ルビふりマクロ》。
電子メールにおいて日本語件名を使う際には「MIMEエンコード」という手法でエンコードがなされています。エンコードとは一定の規則に基づいてデータを符号化することです。
これはメールソフトで受け取った際に自動的にデコード(エンコードの逆)される為、普段はユーザが意識する事はありません。
しかし何らかのトラブルで件名がデコードされていないまま(いわゆる「文字化け」状態)になってしまうことがあります。
また、とてもセキュリティに厳しい環境ではメールソフトを使用して外部メールサーバにPOP接続する事が禁止されていたり、Webメールも禁止されていたりすることがあります。そういった場合、自分のメールサーバにtelnet或いはsshでログインしてメールを閲覧するのが最後の手段となります。その際、「mail」コマンドなどでメール閲覧してしまうと、その後POP受信した際に日本語件名が文字化けしていたりすることもあります。
また、それを避けてmbox(或いはspoolにある自分のメールスプール)をmoreやvi等で開いて閲覧すれば前段の問題は回避できますが、閲覧中、日本語件名はMIMEエンコードされたままです。
MIMEエンコードの例:
元の文字列: これは例です
MIMEエンコード文字列: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJDMkbCRPTmMkRyQ5GyhC?=
元の文字列: これも例です。
MIMEエンコード文字列: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJDMkbCRiTmMkRyQ5ISMbKEI=?=
そんな時はMIMEデコーダを使いましょう。検索サイトで「MIME」「デコーダ」などのキーワードで探せばすぐ見つかる筈です。
私もCGIとして一つ作ってみました。御利用あれ↓。
手元に文字化け件名が都合よく(^^;)ない場合は上記の二つの例からコピーして使ってみるとよいでしょう。
2001.10.9 仁衡琢磨 記
2001.10.12 更新
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